包丁研ぎ 砥石の話
包丁研ぎや砥石のことについてどのくらい知っているでしょうか。
このブログにたどり着いている人はある程度の知識があるのでしょうか。
家庭から包丁とぎや砥石が姿を消してしまってからどのくらいになるのでしょう。
わたしは地方のそれも離島の生まれなので包丁研ぎも砥石も小さな頃はよくみた光景でしたが皆さんの中にはみたことない人もいるのではないでしょうか。
今回は包丁研ぎと最も関わりの深い
砥石についてお話ししていきましょう
実際はわたしも知らないことも沢山あり皆さんと同じく新しいことを発見し、学び、それを発信していきます。
もしお気づきの点などありましたらコメントいただけるとこのブログもどんどん良いものになっていきますので貴重な意見お待ちしています。
砥石の種類
砥石の種類を大きく2つに分けると
人造砥石と
天然砥石
の2つに分けられます
ざっくりカンタンにいうと人工的に作ったものか
自然の恵み
地球の奇跡、地層から切り出されるものかの違いです
今では店頭に並ぶのは安定して造れて
研ぎやすさも安定している人造砥石ばかりです。
粒度#1000などで表示される
1㎤に何個研磨成分が入っていますという数値を粒度とよび中砥と呼ばれるものは1㎤に研磨成分が1000個入ってますよ。ということを表しています。
#200くらいの荒砥石から#10000くらいの超仕上げ砥石と呼ばれる砥石が一般的に使われている砥石です
表される数字が大きいとさわり心地はすべすべになっていき
数字が小さくなるとザラザラしていく
人工と天然

1番粒子の荒い荒砥石は、長崎県、佐賀県、和歌山県などで採掘され、中砥石は各地で採掘されたが、良質のキメの細かい粘土層から採れる天然の仕上げ砥石、合砥は丹波帯とよばれる京都、滋賀、福島の3県にまたがる丹波高地でのみ採掘されました。
上の写真は京都亀岡の砥取屋さんの白巣板です。
人造の砥石とは研磨剤と結合剤を合わせて焼き固めるレンガのようなものです
現在の荒砥石、中砥石は品質も性能も安定している人造の砥石が主流になっています。
まとめ・感じていること
最初に買ったのは人造砥石でした人造砥石を荒砥、中砥、仕上げ砥と増やしていき
天然の砥石にも興味を持ち色々模索する中で感じたことなのですが人造だからとか天然だからと、もてはやすものではなく研ぐ刃物との相性だと思います。
研ぐ人、砥石、研ぐ刃物によって使い心地や相性が違うので1本1本に向き合うということが基本になるのだと思います。